去勢のメリット(男の子)
前立腺の病気
高齢期に入ると、前立腺が肥大して排尿や排便がしづらくなったり、前立腺が腫瘍化したりする。

精巣の腫瘍化
去勢せず精巣をそのままにしておくと、ホルモンの分泌異常が起こり精巣自体が腫瘍化することがある。

肛門周囲腺腫の予防
肛門のまわりにある分泌腺(においをだす腺)が肥大して腫瘍化


望まれない妊娠を防ぐ



避妊のメリット(女の子)
発情期の出血をなくす。

子宮蓄膿症の予防
高齢期に入ったメスに多い病気で、子宮の中に膿がたまってしまう病気。

卵巣腫瘍の予防
ホルモン異常によって卵巣も腫瘍になってしまうことがある。

乳腺腫瘍の予防
乳腺の腫瘍で悪性の場合、肺やリンパ節に転移するので切除手術が必要

会陰ヘルニア
ホルモンの影響でおしりの周りの筋肉が薄くなって開き、そこから腹膜や腸などが出てきてしまう病気。


去勢・避妊のデメリット
太りやすくなる
獣医での手術が必要
メスの場合費用が高い(3万〜5万)


去勢・避妊の時期
去勢・避妊の手術については、掛かりつけ獣医さんともよくご相談の上行ってください。
一般的には、生後半年位が目安と思います。


去勢・避妊の費用
費用については、地域や掛かり付け獣医さんによって異なります。
男の子で1〜2万円
女の子で3〜4万円位が相場と思います。(女の子は術後1泊する場合もあります。)
また、各市町村によって助成金制度も受けられる場合があります。

去勢・避妊の勧め

動物愛護法の改正によりブリーダーの仕事も、今までのように安易に始めるのは難しくなりました。
繁殖する為の環境・正しい知識・そして数多くの経験を生かして専門家・プロとして真剣に取り組まなければなりません。
一般家庭で、今まで通りの愛犬家としての繁殖や販売は難しくなりました。繁殖した子犬を有料で譲渡する限りはプロとみなされます。プロである以上は、多額な設備投資や勉強もしなければなりません。
私もプロのブリーダーとして続けていく限り改めて1から勉強しなおします。
これから、当方の販売犬とご縁を頂く方々の中でプロのブリーダーを業として望まれるなら微力ながら応援は惜しみません。
家族同様愛犬としてお迎え頂くなら大切な家族の健康の為にも去勢・避妊をお勧めします。

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